2014-04-23

身体に気がめぐる

鍼、灸、指圧は、東洋的身体論によって施術をします。
皆さんが知っていらっしゃるのは経穴(ツボ)や経絡ですね。
経穴(ツボ)は気が出入るりする場所、経絡は気が流れる通路です。
胃が悪いのに足の三里というツボに鍼やお灸をして治すというのは、
良く知られた治療法です。これは足三里(ツボ)から、鍼や灸を使って
胃の患部まで「気」を流すことで、胃を元気にさせているのです。

例えばお腹の病気を手足で治したり、足が痛いのにお腹を治療するのは、
身体をひとつの小宇宙と考えるからです。
ペルー沖の海水が上昇すれば日本が冷夏になるというエルニーニョ現象のように、
ある現象が遠く離れている地域に大きく影響を与えるのと似ています。
ひとつの地球内で起こっているのだから、当然のといえば当然です。
病気も一人の人の体内で起こっていることなので、
離れているところに作用するのは当然です。そして相互に作用するのです。

まぁ難しいことは考えないで、身体の内部のうごめくのを感じてください。
身体の内側に何かが流れていく感じを見守ってください。
気持ち良いと思います。感じながら寝ちゃってもかまいません。

私は体と会話しながら、治療を進めていきます。
頭はお休み。体が主人公の時間です。


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